幸せの道と信じて

旦那と2人で初めてクリニックを受診する

クリニックの様子を初めてみた
旦那は

旦那
「夫婦で受診する人多いね

 男性も思った以上に多くて
 ビックリ

 俺ももっと早くにルイちゃんと一緒にくればよかたね」

と言った

この会話だけきくと

不妊治療に前向きで理解ある夫で感謝すべきなんだろうけれど

私の心の中は

あなたが妻だけEDじゃなく
私と排卵日にSEXできたら
受診しなくてもよかったかもしれないのに

と複雑な気持ちだった

旦那は初診なので
問診と診察があり

検査は採血、尿検査、精液検査、超音波検査など行った

診察室へ呼ばれ

2人で先生から

人工授精の説明と
今後のスケジュールを
きいている時も

旦那は
自分には一切非はなく
全面協力する良い夫感を
全面にだしていた

今後の私たちの人工授精の流れは

適切な時期に超音波検査を行い排卵日を特定

今までも私はした事がある検査で
本来ならこのタイミングで
SEXできれば問題なかったのに、、、

妻だけEDの我が家は

排卵日の前日~当日に

先生の手により
精子を注入してもらう事になった

人工授精の当日

精子は自宅で採取して
私が持参してもよいし

クリニックで採取しても
どちらでも良いと言われた

なんとなく
より新鮮な方が良い気がして
2人で話し合って

クリニックで採取する事にした

私は旦那がいつ1人でしているのか?
全く気配を感じたことが
結婚生活で一度もなく

クリニックであっという間に
採取が終わった旦那をみて

心底驚いた

口で奉仕しても無理
エッチな下着をきても
裸で向かい合っても出来なかったのに

私とはどんなに頑張っても
出すことが出来なかったのに

私がどんなにお願いしたって
セックスできないのに
セクシー女優の
よその女の人を見ながらだったら出来るんだ

へー
1人だと簡単にできるんだ

わたしって旦那にとって

一体なんなんだろう


と思いながら

診察台の上で股を広げ

カチャカチャと
何やら器具のようなもので膣を広げているような感覚があった

カテーテルが挿入された

痛いっ

予想外に思っていたより強い痛みを感じ
手に力がはいる

看護師
「息を吐いてリラックスしてくださいね

 もうすぐ終わりますよ」

処置がおわり

すぐに起き上がらずにベッドの上に15分ほど
安静にするように言われ

生理痛のような鈍い痛みを
下腹部に感じながら

付き合っていた頃は

SEXを断るの怒って大変なぐらい求められていたのに

隙さえあればSEXしていたのに

生理中がもどかしかったのに

結婚して年々SEXの回数が減り

まさかこんな未来が待ってるとは思ってなかった

それでもやっぱり
わたしはどうしてもお母さんになりたい
夢を捨てきれず

診察台で股を広げ
下腹部に痛みを感じながら

私たちのもとに
赤ちゃんが来てくれる事を祈った