昇給試験の日も近づき
資料作成や
当日の準備で残業する日も増え
この日もギリギリまで仕事をして
近所のコンビニで夕飯を適当に買い
クタクタで
マンションへ帰宅した
疲れたー
とコンビニの弁当をレンジにセットして
手を洗おうと洗面台へいくと
床一面水浸しで
え?
何?
と慌ててお風呂場や
洗面台を確認したけど
水漏れしてるようすはなく
どうしよう
と思っていたら
背中にポツリと水があたり
きゃ!
と声が出た
何?
と上をむくと
天井から
雨漏りがしていて
ぽつ
ぽつ
と水滴がおちてくる
改めて
床をみると
かなり広範囲な水溜りになっていて
パニックになる
これどうしたらいいの?
慌ててタクミ君に電話する
「もしもし
タクミ君どうしよう
助けて」
「どうしたの?
落ち着いて話して」
「マンションの天井から水漏れしてて
どうしたらいいかわからないから
きてくれない?
あと、なんだか怖いし
今日そっちのマンション
泊まっていい?」
「水漏れ?
今、会社の飲み会中だから行けないよ
上の階の人の家
ピンポンしてみな
そのままにしておくと
ルイちゃんの下の階にも被害が広がるかも
しれないし
ごめん。呼ばれてるから俺戻るわ」
と電話が切れた
え?
ちょいと待って
上の階って
エレベーターで一緒になった事があるけど
たぶん
男性だった
こんな時間に1人で男性の部屋に
ピンポンいくの
嫌だ
そうしている間も
水溜まりはどんどん大きくなっていく
別居している事を
まだ誰にも秘密にしていて
このマンションを知っているのは
タクミ君だけなのに
と思っていたら
タイガ!
そうだ
タイガはマンション知ってるんだった
と思い出し
とダメ元でタイガに連絡してみると
すぐ行く
と
タクシーを飛ばして駆けつけてくれた
ドアをあけて
タイガの顔をみたらほっとして
泣きそうになる
「ルイちゃん大丈夫?
1人で心細かったよね
とりあえず俺上の階にいってくるわ」
「え?
私も一緒にいくよ」
「大丈夫。
ルイちゃんは待ってて」
とあっという間に私の前から消え
あっという間に戻ってきた
「ルイちゃんただいま
上の人洗濯機の
トラブルで
水浸しらしいわ
管理会社に連絡してもらったから
保証もしてくれるみたいだし
もう大丈夫そう」
「そっか
よかった
玄関先でごめんね
上がって」
とタイガを部屋に通して
おどろく
部屋が汚すぎる
予定外にタイガをよんで
部屋は散らかり放題
「汚くてごめん
すぐ片付けるから
座って待ってて
そうだ
お金
この前お金
タイガ持っていかなかったんだね」
部屋を片付けながら
あたふたする
「流石に人の財布から勝手に
金ぬけないよ」
「だよね
本当にごめんなさい」
と財布を鞄からだして
タイガに
「この前のぶんと
今日のぶんです
遅くなってごめんなさい」
とお金をわたす
「ありがとうございます」
とタイガは丁寧にお礼を言って
お金をポッケにいれ
私を抱き寄せキスがはじまる
「え?
今帰ってきたばかりで
シャワーも浴びてないし
部屋めちゃくちゃ汚いし」
タイガは部屋をみわたし
「ベッドさえあれば
大丈夫」
と私をお姫様抱っこして
ベッドまで運ぶ
「もうお金もらったし
やめるとかナシだから」
と私をバンザイさせ
トップスを脱がせた
ぎゃー
下着も普段使い💦
「今日呼ぶ予定じゃなかったから
下着可愛くなくて
恥ずかしい」
「じゃ、すぐ脱がせるな」
と一瞬でブラをはぎとる