デート

凪君と会う日

朝から出張に行くはずの旦那が

スマホの充電器がないとか

必要な何かが見つからないとか

一緒に探したり用意したりして

私も遅刻しそうになり
大慌てで出社した

凪君との待ち合わせは
19時で

私は終日ソワソワしながら過ごす

昼休みにLINEを確認すると
凪君から

「あと7時間で会えるね」

とLINEがきていて
凪君も楽しみにしてくれているようで

嬉しかった

定時の18時ちょうどにパソコン💻の
電源を🔌おとし

「お先に失礼します」

とダッシュで💨退社した

待ち合わせまでに
メイク直しをトイレでしていると

大変な事に気がつく

朝、バタバタ出かけたので

下着が普段使用だ

凪君と会う🟰下着をみせる

なのに
どうしよう、、、

とにかく待ち合わせ時間に
遅れそうなので

待ち合わせ場所に向かう電車に乗り込んだ

待ち合わせ五分前になんとか
到着したけど

凪君の姿はまだなかった

連絡がきてるかな?
と思い

スマホを出すと同時に

凪君が小走りでやってきて


「またせてごめん💦

 会いたかったー」

と自然にハグしてくれた

やっぱり王子様みたいだな、、、

凪君から香水の甘い香りがして
くらくらしそうになる


「久しぶり

 元気だった?」


「うん

 今日は、これからどこに行くの?」

デートプランを凪君に
託していたので

私は、この後の予定を知らないでいた


「ルイちゃんと観たい映画があって

 映画の後に食事か?
 食事の後に映画か?

 と思ってるんだけど
 どうかな?」


「映画見るの久しぶりかも!

 食事映画みた後だと
 遅くなるよね?

 どうしよ、、、」

4時間で予約したけど
映画みて食事食べたら

イチャイチャする時間
残ってるんだろうか、、、

と不安に思っていたら

私の心を読んだのが凪君が


「映画観ながら食べよ

 ホットドックとかドーナツセット
 あったから!

 よし!行こう」

と凪君が私の手を取り

映画館の方へ向かう

チケット売り場でチケットを2人分
購入しようとしたら


「チケット俺

 席予約で買ってあるから

 大丈夫だよ」

と、凪君が映画チケットを
すでに購入してくれていて

驚いた

セラピストさんとのデートは

食事やレジャー費用は

ユーザー支払いが決まっている


「え?

 お金払うね

 チケットいくらだった?」

と慌てて財布を出そうとすると


「いいよ

 一緒に観れるの楽しみにしてたから」

と凪君はお金を受け取ろうとしない


「ありがとう

 嬉しい、、、

 フードとドリンク🥤
 何にする?」

と映画を観る前に
食べるフードとドリンクを買って
映画館に入って

平日の夕方だからか?

思ってた以上に映画館は空いていた

席にかなり余裕があり

人もまばらだった

凪君はふざけて私の口へ

ポップコーンを何個も入れようとしたり

私も、お返しで自然と凪の口へ
ポップコーンを🍿はこぶ

私が飲み込めないでいたら
すぐに気がつき

ドリンクを🥤飲ませてくれる

映画を観ている間

ずっと手を繋いでくれて

大切に扱ってもらい満たされる

凪君が急に顔を近づけてきたので

綺麗な顔が近づいてきて
思わず目を逸らすと

私の耳元で

寒くない?大丈夫?

と薄着の私を気遣ってくれた

小声で

ありがとう、、、大丈夫

と言うと

耳にキスして

凪君が来ていたアウターを
私もの膝にかけてくれた

そして、なんでもなかったように
また映画に集中しはじめた

私は不意打ちの優しい言葉や
耳へのキスで心臓がバクバクするのを

感じながら顔の火照りを
とめられずにいた