オモチャのつかいみち

会場から近くの適当な居酒屋にはいり

あらためて新郎新婦の結婚に乾杯

「今更だけど自己紹介しまーす!」

と男性の1人が言い

「新郎の高校からの友達で

 かずやです

 絶賛彼女募集中です!」

おや?
イケメンなのに彼女いないんだ、、、
と思っていたらすかさず

もう1人の男性が

「こらこら

 お前既婚だろ 笑

 俺は本気で彼女募集中!

 2人は?
 彼氏いるの?」

同僚の女性と目があい

小さく挙手して

「私も既婚です!

 でも彼女は絶賛彼氏募集中だから
 独身さんどうし席替えしよう♪」

なんとなく独身組と
既婚組で隣同士になり

そのうち独身組は良い感じになったらしく
2人でバーにいくとかで

「ルイちゃんまた来週

 会社でねー」

「うん

 また来週!色々報告待ってるね」

仲良く居酒屋を出て行った

私たちは場所を移動するほど
盛り上がってるわけではないけど

なんとなく話し足りなくて
そのまま追加でおつまみと
ドリンクを頼む事にした

「かずやくん、結婚して何年ぐらい?

 奥さんとずっとラブラブな感じ?」

「んー?どうだろ、、、

 仲悪くはないけど
 普通かな

 子供いるし嫁さん忙しそうで
 なかなかイチャイチャさせてもらえないんだよね」

子供いるんだ!
既婚にも見えないし
パパ感ないなー

「イチャイチャさせてもらえないって事は
かずや君はしたいって事?」

「えー

 そりゃ男だし
 したいよ

 結婚したら毎日できると思ってたのに
 理想と現実はなかなか

 やっぱり女性は毎日求められると
 ウザい?」

、、、

かなり酔っていたし
知らない相手だから
なんとなくこの時初めて
レスな事を打ち明けてみた

「うち新婚からレスなんだよね、、、

 レスにならないように
 旦那の前でオナラもしないし
 お風呂も一緒に入らないし
 休みの日でもメイクしたりして
 すごく気をつけてたんだけど

 だから、かずや君にいつまでも
 求めてもらえる奥さん羨ましいよ」

さっきまでチャラチャラしたイケメンの
かずやくんは

けっこう真面目な顔で

「そうなんだ、、、

 ルイちゃんこんなに可愛いのに

 旦那さんどうしちゃったんだろね

 俺の友達でもたまにきくけど
 それってルイちゃんが
 いくら努力しても

 違う気もするし
 ルイちゃんはめちゃくちゃ魅力的だから
 大丈夫だよ」

 

と頭をぽんぽんと優しくなぜてくれたら

急に泣きそうになったから誤魔化すように

「そうだ!

 さっきのビンゴの景品!
 なんだったか一緒にみよ」

とビンゴの景品のラッピングをといたら

大きな缶詰🥫がでてきた

2人で顔を見合わせて

「なんだろ?

 大人の缶詰めって書いてる」

かずや君が

「爆破したら危ないから
 俺があけてあげるよ」

と缶詰をあけはじめて
1番上の商品を手に取って

取り出した

ん?
これって

!!!!

「バイブ 笑」

大人の缶詰って

そこから2人で色んな
大人のオモチャを
ふざけながら取り出しは

これ、使い方わからねー

どうやって使うの?


笑い

「かずや君、持って帰って

 奥さんと使ってよー

 ほら、私レスだから使う機会ないし」

と言うと

「うーん

 ルイちゃん俺とつかう?」

とふざけて言うから

「え?

 今から?」

と吹き出して

 「じゃ、これだけもらおうかな」

とヌルヌルローションをカズヤ君がてにして

「嫁、マッサージ好きだから
 喜ぶかも

 ありがとう」

2人でケラケラ笑いながら
居酒屋を後にして

「ルイちゃん今日はありがとう

 独身ならこのまま誘いたいとこだけど
 お互い既婚だし

 俺は良い子の俺はこの後、風俗寄って
 かえりまーす!」

「え? 今から風俗行くの?」

「ルイちゃんが男なら一緒に!って
 誘うんだけど

 酔ったらエロい事したくならない?

 女性は風俗ないしこんな時

 大変だよね」

こんなイケメンでも風俗いくんだ
しかもめちゃくちゃオープンに

いいなー
気楽に行きたいときに風俗で
性欲発散して

「じゃ!また」

と別れて

「女性にも風俗あるんだけどな、、、」

紙袋いっぱいの大人のオモチャを眺めながら

「使い方わからないや、、、

 セラピストさんなら
 色々しってるよね?」

と思いつき

セラピストに予約のLINEをした