対価のない関係

友達の前でLINEをブロック出来てよかった

たぶん1人の時だと
出来なかったと思う

もう2度と会えないと思うと
胸が少し痛んだけど

指先一つで
簡単に終わらせることができて

改めて

やっぱりお金の関係で繋がっている
関係性だったんだな

と頭と心が冷静になって行った

目の前にいる友達は

私と会っても

対価が何もないのに

私の連絡一つで

こうやって何時間でも
愚痴に付き合ってくれる

対価が発生しない

心が繋がっている
友達と話しているうちに

現実世界へ戻って来た気がした


「なんか、ありがとう

 自分でも気がつかないうちに
 けっこう依存してたみたい
 
 せっかく遊ぶなら
 楽しく遊ばなきゃ
 意味ないのにね」

「そうだよ!

 楽しく遊んでこそだよ

 私の方はすごいよ

 聞く?

 って言うか
 聞いて」


「凄いって前に言ってた

 身体の開発してくれる
 セラピストさん?の事?」

「その人は、予約のタイミングが

 合わなくて最近開発ストップ
 してるんだけど

 私、、、
 ついにダブルしてきたの」


「ダブル?

 って何?

 何がダブルなの?」

「セラピストさん2人に

 私が1人!

 
 非現実を楽しめる女風

 私には本当にピッタリのサービスだわ」


「流石だね、、、

 楽しめた?
 恥ずかしくないの?」

「恥ずかしいから良いんだよ

 まずはね、、、」

と友達が詳しくダブルの内容を

教えてくれはじめた