予想外の展開

凪君と
別れたあとはいつも
アフメがくる

今回からプライベートの
LINE交換をしたので

今までとは違う連絡先から
連絡がきて

少しドキドキした

ルイちゃん今日も楽しい時間を
ありがとう

もうすでに会いたいよ

連絡くれたら駆けつけるから
いつでも連絡してね

帰りの電車で
凪君からのLINEを読みながら

さっきまでの事を
ふいに思い出して

なんだか恥ずかしくなる

私もすぐに

こちらこそ楽しい時間をありがとう

またすぐに会いにいくね

と返信した

すぐに既読になり

凪君からの返信を
期待したけど

結局この日は
凪君からの返信はなかった

その日から

LINEの通知が鳴るたびに

凪君かも?

と思ってドキドキしたけど

数日たっても凪君からの
返信はなかった

すぐに予約したかったけど

旦那の義理両親と
未婚の義姉が

我が家に泊まりに来る事が
決まっていて

仕事と義家族をむかえる準備で
バタバタしていた

シーツを干したり

洗面台やお風呂

換気扇など
年末の大掃除なみに

掃除する私をみて

旦那があからさまに
私の機嫌をとってくるようになる

旦那
「ルイちゃん仕事も忙しいのに

 色々準備ありがとうね

 父さんたちが来る日
 食べたい物ある?

 ルイちゃんのリクエストのお店あれば
 予約しておくよ」


「そうだなー

 お父さんとお母さんが
 食べたい物聞いた方がよくない?

 私は、みんなが帰った日に
 お疲れ様会で

 2人で
 しゃぶしゃぶ食べにいきたいかな」

旦那
「そうだね

 とりあえず実家に電話して
 リクエストきいてみるよ

 気を遣わせて
 ごめんね

 しゃぶしゃぶ予約しておくね」

と急に色々優しくなった旦那と

ひたすら掃除をして

明日からの
義家族をむかえる準備をしていたら

インターフォンがなり


「誰だろ?

 出てもらっていい?」

と旦那にお願いすると

旦那
「宅配便みたい

 何か頼んだっけ?」

と旦那が受け取りをすませ

大きな段ボールをかかえて
リビングへ戻ってきた

旦那
「母さんからだ

 明日からの荷物かな?」

と旦那が荷物をあけはじめたので

私も一緒に
中身を確認する

段ボールの中身は

沢山の野菜や
食材だった

義母から
手紙がそえてあり

「明日からお世話になります

 夕飯の
 メニューを考えるの大変だと思うので

 レシピと食材をおくりますね」

と書いてあり絶句する


「え?

 明日、外食じゃないの?

 この食材使って
 明日私が作るの?

 お昼は一緒に観光するし
 帰ってから作るの無理だよ」

と思わず口にすると

旦那も予想外だったようで

慌てて実家へ電話をし始めた

旦那
「もしもし母さん

 荷物届いてみたけど

 明日、観光して
 夕飯食べてからマンションに来て
 もらう予定にしてるから

 リクエストあれば予約するけど」

義母

「お気遣いありがとうね

 でも大丈夫よ

 食材沢山送ったし
 
 全員お酒も飲むし
 マンションで夕飯にしましょう」

旦那
「帰ってから夕飯作ると

 父さんに待たせる事になるし
 外食の方が良いと思うよ」

義母
「はー😮‍💨

 お父さん外食しないの
 知っているでしょ

 私だってせっかくだから
 美味しい物皆んなで食べに行きたいわよ

 でもお父さんが嫌がるから
 マンションで食べます

 ルイさんによろしく伝えてね」

と電話が終わり

罰が悪そうに旦那が

旦那
「ごめん、、、

 悪いけど明日はマンションで
 夕飯になった

 忘れてたけど
 父さん外食を嫌がって
 家族で外食した事実は一度もないんだよね」


「え?

 家族で外食したことないの?

 旅行とかはどうしてたの?」

旦那
「旅行もしたことない

 もう、この話よそう

 悪いけど、そう言うことだから
 明日はマンションで夕飯お願いします」

と、全く納得できないけど

段ボール📦いっぱいの食材で
明日は私が夕飯の準備を

しなければいけない事だけはわかった