セラピストさんとバイバイして電車に乗って家のドアの前で少し深呼吸。
予想通り、旦那はまだ帰宅していなかった。
この頃の旦那は仕事が忙しく帰宅時間は
平均PM９時以降。
私も旦那ほどではないけど定時に帰ることなど月に１度？ぐらいの仕事量。
お互い平日、顔を合わせる時間は限りなく短かった。
なんだか食欲もあまりなかったので先にお風呂に入ることにした。
湯船につかりリラックスしていると玄関から旦那が帰ってきた気配がした。
洗面台で手洗いをしている旦那が
「ただいま～。ごはん今から何かできる？」
と聞いてきた。
「うん。もうお風呂あがるから簡単に用意するね。」
お風呂から上がると旦那はソファでテレビをみながらビールを飲んでいた。
急いで冷蔵庫の余り物で簡単な炒め物を作って冷凍していたごはんを温め食卓で向かい合った。
私は、自分でも驚くぐらい冷静だった。
罪悪感のかけらも感じない。
月１回通っている整体師さんの施術を受けてきたような、そんな感覚。
そして、この日もプラトニックに旦那と手をつないで眠りについた。
