すれちがうきもち

朝早くに起床して

色々準備をし

旦那と全員が乗れるレンタカーを借りて

待ち合わせ場所に向かう

待ち合わせ場所へ行くと

すでに義父がきていて

旦那
「父さん久しぶり

 着くの早かったね

 母さんと姉さんは?」

義父
「しらん」

と答えて耳を疑う

知らない?


「お久しぶりです

 待たせてしまい申し訳ないです

お母さんたちお手洗いとかですか?」

私が挨拶すると
少し顔が優しくなった

義父
「ルイさんお久しぶりです

 2人とは一緒に来てないので
 どこにいるのやら」

と答えたので

旦那の顔をみたら
さほど気にしている様子はなく

旦那
「待ち合わせまで、まだ少しあるから

 そのうちくるだろ

 
 どっか入ってお茶でも飲む?」

と近場で良さそうな
カフェをスマホで探し始める

義父
「移動で疲れたから助かる」

と2人で歩き始めたので
慌てて


「あの!

 お母さんたちもう来るかもしれないから
 私はここで待ってた方がいいかな?」

ときくと

旦那
「そうしてもらえると助かる

 ありがとう」

と義父と近くの茶店へ消えていった

訳がわからない

家族で同じ場所で待ち合わせ
移動は新幹線で

同じ新幹線に乗らないなんてある?

いったい旦那の実家は
どうなっているのやら

今更だけど旦那の実家の事を
全く知らないのかもしれないと

不安な気持ちになりはじめたら

義母と義姉が待ち合わせ場所に現れ

義母
「ルイさん久しぶり!

 すごい人混みね

 田舎者だからビックリよ

 お父さんまだ?」


「お久しぶりです

 お父さんは早くに着いたみたいで

 今、近くの茶店で2人でお茶してます」


「少しの時間も待てないとか、、、

 ルイちゃん
 待たせてしまって
 ごめんね」


「いえ、、、

 みなさんバラバラに来られたんですか?」

義母
「そうよ

 長い新幹線移動で隣の席とか
 息が詰まるわ」

義姉
「ルイちゃん気にしないでね

 今日はよろしくお願いします」

と義姉は私に色々気を遣ってくれた

旦那にお母さんとお姉さんと
合流したことを

電話で伝えると

車を停めてある駐車場で
落ち合おうとなった

2人を車まで案内すると

ほぼ同時期に
義父と旦那も車へ戻ってきた

義母
「大きな車ね

 レンタカー借りてくれたの?」

旦那
「うちの車だと

 後部座席三人隣り合わせになるから
 広い方が良いと思って

 三列シート借りておいた」

義母
「気が効くのね

 嬉しいわ」

と義母は旦那の気遣いに
嬉しそうだった

運転は旦那がして

助手席に義父

2列目に義母と義姉がすわり

私は1番後ろの
三列目に1人で座った

今日から一泊2日
車での移動時間の三列目だけが

1人でゆっくりできる時間だ

そこからは

義父と義母にあらかじめきいていた

行ってみたいときいていた場所の

お寺や

繁華街や

観光名所を

順番に観光して

 

義家族のみんな楽しそうだった

義父がそろそろ疲れた

と言い

旦那の話では
義父は休みの日

16時頃から晩酌を始めると言っていたのを
思い出し

時計をみると
16時を少し過ぎていた

マンションへ慌ててもどると

義母から

義母
「ルイさん今日はお世話になります

 私はどの部屋をお借りすれば良いかしら?」

と聞かれたので

用意してあった和室へ案内する

夕飯の準備が今から必要になるので

慌ててキッチンへ戻り

準備を、はじめると

エプロンをつけた義母がキッチンへきて

義母
「私が送った荷物どこかしら?

 ルイさんよくわからないでしょ

 私が支度するから
 ルイさんは座ってて」

と冷凍庫をあけはじめる

え?
と思い旦那の方を見ると

旦那
「ルイちゃん疲れたでしょ

 母さんに任せて
 ルイちゃんもこっちでゆっくりしよ」

と的外れな事を言いはじめ

私は朝早くに起きて

色々準備しておいた

すぐに食べれる
オードブルを持って

ダイニングへもどる


「簡単なもので

 お口に合うかわかりませんが、、、」

とテーブルへ並べると

義父は喜んでくれた

すぐにお酒が飲みたいとの事で

私はお酒の用意をしたり

キッチンで、何やら色々作る

義母に声をかけたりして

兎にも角にも
全員でテーブルに並んで座るころには

疲れ果てた

義父の横に
義母が座れるように席をあけ

義姉と旦那が並んで座る

私は簡易な椅子を
誕生日席に用意して座る

料理を手にした義母が
ダイニングへくると義姉が

義姉
「お母さん席かわるわよ

 久しぶりに可愛い可愛い息子の
 顔眺めながら

 ゆっくり食事したいでしょ」

と言いはじめて

姉妹で育った私にはわからない感覚で
ギョッとした

成人した子供に対して
可愛い可愛い息子って、、、

冗談か?

と思っていたら義母が

義母
「あら、ありがとう

 じゃあ席変わってもらうわ」

と嬉しそうに旦那の横に座り

ゲンナリした

なんだかよくわからない光景に
私の気持ちはどんどん冷めていく

義父は就寝も早いらしく

お風呂に行きたいと言い

1番にお風呂へいった

義父がお風呂でリビングからいなくなると
義母が旦那へ

義母
「用意してくれたお部屋なんだけど

 ひょっとして私達三人で使うの?

 私、あの人と一緒の部屋嫌よ」

と言いはじめ

驚く


「三人だとダメでしたか?

 どうしましょう

 お布団3組和室に用意してしまいました」

と言う話の話を無視して
 

義母
「私、お父さんと一緒の部屋は嫌だから

 リビングにお布団用意してもらっていい?」

と言いだしたので

ますます驚く

旦那
「使ってない玄関入ってすぐの部屋に

 父さんに寝てもらうよ

 荷物部屋だけど
 1人なら寝るスペースあるから」

と旦那が慌てて答える

義母

「あらそう

 じゃあ、そうしてもらえる」

と私が前日から用意しておいた
全てを用意を否定していく義母、、、

と言うか
前もってなぜ言っておいてくれないんだと

旦那へふつふつと怒りが湧いてくる

そこから用意してあった義父の布団を

違う部屋へ運び

食事の後片付けにおわれ

誰よりも後の
最後にお風呂へ行き

ベッドルームへ戻ったときは

満身創痍で疲れ切っていた

同居とか死んでも無理だ、、、

先にベッドで横になっていた旦那が
かなりご機嫌で

旦那
「ルイちゃん今日はお疲れ様

 父さんも母さんも楽しそうだった

 ありがとう」

とベッドでハグしてきた

私は疲れていたので
そのままウトウトし始めると

旦那の手がパジャマに入ってきた


「お母さんたちいるから、、、」

と旦那の手を制すると

旦那
「うん」

と言い私のパジャマのズボンを脱がせ
始める

旦那は普段全く求めてこない

全く求めてこない旦那は

何故かわからないが

帰省中や

出来ないような場所や
状況

さらにお酒が入るとスイッチがはいり

したがる

普段、いつでも出来る時は

お願いしても
してくれないのに

隣の部屋で寝ている
義家族に気がつかれないように

声を殺して
パジャマのズボンだけ脱いだ状態で

短い後尾をした

疲れていたので
そのまま眠ってしまい

目覚めた時に

パジャマの上は着ているのに

下半身だけ裸で

間抜けで
笑えた