凪君との事で
女風なのに
失恋したような
恋人に裏切られたようは
こんな気持ちになると思わず
自分でも混乱した
お金の関係とわかっていたのに
しらないうちにのめり込んでいたみたいだ
色んなことがあって
旦那とも別居することになり
もう新しいパートナーでも思い切って
探せば良いかもしれないけど
離婚はしていないし
まだ、そこまで割り切れない
女風は
恋愛の面倒な駆け引きを
全部飛ばして
私の欲しい言葉と
甘い誘惑だけを
お金という
対価のかわりに与えてくれ
正直
今の私にはピッタリな気さえする
寂しさを紛らわすように
dmで丁寧な営業をくれた
新しいセラピストさんに
会う事にした
いつもセラピストさんとの
待ち合わせ時間に
ピッタリか
五分前ぐらいに
行くようにしているけど
五分前に行くと
だいたいのセラピストさんは
すでに待ち合わせ場所に来てくれている
今回初めてセラピストさんが
時間になっても待ち合わせ場所に、、、
あらわれない💦
10分待ったけど来なくて
帰る?
事務所に連絡する?
とりあえずセラピストさんに
DM連絡してみた
「待ち合わせ場所にいるんだけど、、、
私、時間を間違えたかな?」
するとすぐに返信がきて
「ごめん!
完全に僕が時間間違えてました
すぐに向かうのでカフェに入って
30分待っててもらえる?」
と、、、
少しおっちょこちょいな人なのかな。
「わかりました
その辺ぶらぶらして30分後に
待ち合わせ場所にもどりますね」
と返信して
30分だけカフェに入るのも
時間的に微妙だな、、、
と思い
同じ場所をいったりきたりしていると
待ち合わせ場所がナンパスポットだったらしく
あきらかに相手にすっぽかされたか
その場を怪しくウロウロする私に
「お姉さん1人?
待ち合わせすっぽかされたなら
一緒に遊ばない?」
とチャラい男に声をかけられる
「だ💦
大丈夫です
相手、遅刻したみたいで
すぐ来ます💦」
「えー
じゃあ本当に来るか
一緒に待とうかなー」
「あの、、、
本当に来るので、、、」
本当に来るよね?
えー
来ないの?
せ!セラピスト!
事務所にクレームいれるからねー
と焦り始めたところに
ダッシュでやってきた
かなり高身長の
しかも短髪の金髪で
何故かスーツ‼️
あきらかに夜の仕事!
ざ!夜王みたいな
男性が
タイガ
「ごめんね!
待たせたよね?」
と、私の横の男性に気がつき
「え?おまえ誰?
ナンパ?」
とナンパ男に詰め寄ろうとするので
ナンパ男が
「道聞いただけです💦
お姉さん彼氏きてよかったね」
と慌てて去っていった
いやいやいや💦
どうみても彼氏じゃないし!
なんならナンパ男より
怪しい風貌だし!!
「送れて本当にごめんね
時間ないよね?
いこ!」
と私の肩を抱き有無を言わず歩き出す
と言うか、、、
横目で改めてみると
金髪にピアス
高身長で高圧的、、、
今まで人生で
接した事がない男性で
私の方が正直怖気付いてる
「パネルの写真って
金髪だったかな?」
と恐る恐る聞くと
「これ?
どう?似合ってるっしょ
昨日金髪にしたんだよね♪」
と本人は満足しているらしく
ご機嫌な様子
「に💦似合ってると思う
あの
dmと雰囲気違うって言われない?」
タイガ
「言われる
初対面のお客さんには
めちゃくちゃ言われる
ギャプ大切だよね」
なんだか的外れな
噛み合わない会話を続けて
全く釣り合ってない
私たちは
まるで無理やり肩をだかれ
ホテルへ強引に
連れ込まれる
野獣となんちゃらに
一見みえるけど
まさかこの金髪夜王を
私がお金で買った男だと
たぶん100人いたら
100人気づかなだろう
ホテルのパネルの前で
かなり慣れた様子で
タイガ
「この部屋オススメだけど
ルイさんどうかな?
それか、こっちも値段の割に
お風呂も部屋も広くて
良いけど、どっちがいい?」
とタイガさんがきいてきた
「え!
じゃ、上の部屋で」
とよくみないで
適当にドギマギ答えた
今までのセラピストさんは
さりげなく良さそうな部屋を
選んでくれていたので
部屋をきかれて正直驚いた
夜王もといタイガさんが選んだ
ラブホテルは迷路みたいで
セラピストの後ろをついていくと
こっちが近道だからー
とスタッフしかしらなそうな
道を通り
このセラピスト
いったい何回このラブホテルきてるんだ💦
と早歩きなセラピストを見失わないように
必死でついていった
選んだ部屋のドアが
ピカピカ光って
ここですよー
とわかるようになっているのも
ラブホテルならではのサービスだと
私も最近理解してきた
部屋に入って
すぐにソファーへ横並びに座る
すると
タイガ
「違う違う
膝の上に
俺の方むいて座ってね」
と言われ
「え?
膝の上ですか?」
と聞くと同時に
グイッと引き寄せられ
有無を言わさず膝の上へ
急に向かい合わせで
急接近で見つめ合うかたちになり
ドギマギしてると
突然タイガさんが
タイガ
「あ
最初に話しておくの忘れてた
俺、入れ墨あるんだけど
大丈夫?」
い?入れ墨?
た?タトゥー???だよね
大丈夫って何が?
「入れ墨、、、見たことないけど
大丈夫だと思います」
と言うと
突然来ていたシャツを脱ぎ
胸にワンポイントある
入れ墨をみせてくれた
初めて間近でみた入れ墨
「綺麗、、、な模様だね」
「触っていいよ」
と言われて
私の手をタイガさんの
入れ墨へ持っていく
恐る恐るセラピストの胸のあたりにある
入れ墨を触った
セラピストは遅刻してきて
猛ダッシュできたから
肌はしっとり汗ばんでいて
初めて触る入れ墨は
ぽこぽこした肌触りで
想像と違った
へー
入れ墨ってこんな感じなんだ
とまじまじ触りながらみていると
後ろ髪をグイッとひっぱられ
顎が上に向いたところ
急にキスされる
驚いて
胸を押して離れようとすると
首の後ろを掴まれ
濃厚なキスが続く
私が大人しくなったのを確認したら
今度は急にその場から
抱っこの状態で
私を抱えて立ち上がり
私は抱っこされる形で
ベッドへ押し倒される
そのまま首筋に舌をはわせ
スカートをめくりあげる
「ちょ!
シャワーまだ」
とスカートをめくりあげる手を
せいしたら
その手を掴まれ
両手を頭の上で
彼の片手でつかまれ
シャツをまくらる
ブラが露わになって
思わず
「でっ電気消して」
と言うと
彼がきていたシャツを私の顔に
突然かぶせ
「これで何も見えないから
大丈夫」
と視界を塞がれた
ちょ!
dmでの、紳士な感じ
全くないんだけど💦
セラピストさん会うまで
どんなタイプか本当に毎回わからない