テレビからまさかの

旦那とはお互い喧嘩の
落とし所がみつからず

最低限の会話をしながら暮らす日々

喧嘩中とは言え

旦那の食事は毎日つくり

帰宅してから
無言のテーブルで
一緒に夕飯をとる

ピリピリした空気が部屋中に充満して
息が詰まりそうだ

部屋で喋っているのは
テレビだけ

逆にテレビがしゃべらなければ
ずっと気まずいので

いつも以上にテレビはつけっぱなしだ

食事が終わり
後片付けをして

お風呂にはいり

だいぶ遅い時間に
やっとソファでゆっくり座った

隣でソファでくつろぐ旦那に
無性に腹が立ち

「これじゃ私、家政婦以下だね

 家政婦なら感謝されて
 お給料までもらえるもんね」

と言うと

旦那が心底めんどくさそうに
深いため息をつき

「そう言う現実的じゃない話って意味ある?

 生産性がないし
 何が言いたいのかわからない」

と言い返してきた

「じゃ今の暮らしって何?

 私、あなたの妻としての役割より
 家政婦としての役割の方が
 あきらかに多いよね?

 私が誘わないとしないよね?」

冷静に言い返したつもりが
涙声になる

旦那は少し罰が悪そうに

「仕事で疲れてるし

 それってそんなに大事?
 俺はルイちゃんと家族になったから
 
 そんな気にあまりならないんだよ、、、

 だけど家族として大切に思う気持ちに

 変わりないよ」

「は?

 じゃ、私はこの先
 一生満足するsexは求めるなって言うの?

 まだ30代なんだけど!」

するとその時たまたま深夜番組で

特集をしていた

旦那は心底めんどくさそうな顔をしながら

テレビ番組の
女風をさして
 

「これ行ってみれば?

 なんか有名人も利用してるとか
 話題みたいだね

 相手はプロで仕事だし

 ルイちゃんのことも
 満足させてくれるかもね」

と旦那が言い放った

「は?

 冗談で言ってるの?

 本当にいいんだね

 理由した後に
 文句言うの無しだからね」

と、すでに利用してるとは言わず

売り言葉に買い言葉で返した

旦那
「馬鹿らしい

 そんな事
 話し合うだけ無駄だね

 お好きにどうぞ」

旦那の本心かは計り知れないが

この感じだと
旦那は私を満足させるsexをする気など

サラサラない事だけはわかった