取り乱す祖父

旦那「え?おばあちゃん元気だったよね?」

るい「亡くなったの義母さんのお母様みたい、、、
 
 とりあえず連絡してみて」

旦那「え!母さんの母さん?

 母さん両親と確か絶縁してるから
 俺、ばあちゃんに最後に会ったの

 小学生の時なんだけど、、、」

とりあえず私は1度もあったことがない
旦那君は小学生いらいあっていない

旦那君の祖母のお通夜にいくために
新幹線と在来線を乗り継ぎながら

行く事にした

片道5時間の長距離移動

クローゼットを探して見つかった

喪服は独身の時に買った

なんだか少しフリフリした喪服で

親族として正解なのか?謎だが

手持ちはコレしかない

葬儀場で義理母と顔を合わせた時に

「この度はご愁傷様です」

と言うのが正解なのか?

もはや、喪服も挨拶も正解がみつからず

情けない事に旦那の影に隠れながら

目立たないように過ごす事だけに

神経を集中させる事にした

初めて見る旦那の祖父は

こちらが動揺するぐらい

パニック状態で

「なんでワシをおいて先に死ぬんやー」 

とおいおい泣いたかと思えば

「○○!久しぶりやな!元気やったか?」

と絶縁により10年以上ぶりに会う 

義理母との対面に感激したり

泣けば笑い

笑えば泣きと

とにかく精神状態が大変な事だけは理解した

義理母には妹が1人いて
(旦那からみた叔母?)

妹さんには結婚式でお会いしたことがあった

とは言え結婚式で顔をみた程度で

お話するのはこの時初めて

明らかに錯乱状態の祖父

なだめる叔母と義理母

遠目にみている親戚たち、、、

なんだか異様な光景で益々現実味がなく

久しぶりに履いたパンプスの靴擦れだけが

現実味を帯びてズキズキ痛んだ